« 病棟業務 | トップページ | お看取り続き・・・ »

2009年10月12日 (月)

こんなこともあるんだねぇ・・・

この3連休は良き天気でしたな。
なちはといえば、お仕事でした。
休日のお仕事は手術や検査がないので、何かが起きなければ比較的落ち着いた勤務なのれすが、何かが起きれば人数も少ないためてんてこまいになるのです。
そして、昨日はその何かが起きまして・・・。

かわええおじいちゃまがめでたく退院となる日、おじいちゃまは同室者に挨拶をしてまわっておりました。ご家族のお迎えがあり、『お大事に~paper』と手を振ってお別れ。
それからたった2分で歩いて帰っていったおじいちゃまが、車椅子で戻ってきました。
見ると、目が上転して意識は朦朧sign02
『どういうこと??』意味がわかりませぬ。今さっきの笑顔は??
とりあえず、ベッドへ戻し、声をかけまくる。ふと、意識が戻りお話してくれるも何か異常を感じる・・・。
血圧60台、血糖値34(50以下では死ぬこともあります)。低血糖で意識が飛んだ?とりあえず糖分補給させてみる。点滴も入れて再度ブドウ糖を追加dash血糖は上がれど、血圧戻らず、気がつけば呼吸状態もおかしい・・・酸素濃度70%sign03(人工呼吸器につなぐレベルです)。何が起こってるか理解できないながらも、退院当日の急変typhoon死なすわけにはいきません。あらゆることを考えて、あらゆる処置をするしかありません。
退院のために用意したお洋服をハサミで切り、膀胱留置カテーテルを入れ、個室にベッド移動し、点滴をどんどこ追加、できる検査をしてみれど、はっきりとした原因はわかりませぬ。
なちも焦るが、もっと動揺したのは家族でありましょう・・・bearing
そこへ、他の患者様からナースコールsweat01ゲロを吐きましたとさ。と・とりあえず看護に行きますた。そして、次にナースステーションに帰ってきたとき、心拍数140台あったモニターが110台に下がっているではありませんかsign04慌ててお部屋へ向かったときには虫の息・・・停止する直前でありました。退院当日ですから、延命か否かの話なんぞしておりませぬ。ってことは、とりあえず蘇生をせねばと心臓マッサージ&アンビューで呼吸管理を始めました。
と、ここで、1年生が血相を変えて心臓マッサージをしているなちのもとへdash
「3号室の方の呼吸が止まってます~crying
『うっそー』って、心の声ですけど。ってか、なちは手が離せる状態じゃないっつうのannoyなんでここに報告にくるんじゃいっsign03みたいな。
ここまでくると本当に申し訳ないんですが笑いたくなっちゃいますよ。まじで。
40人の患者様をたった5人の看護師で看護、5人のうち2人はまだまだひよっこ1年生chick
とりあえず、先生呼んで救急カートを持っていくようにって、救急カートは今まさにここで使ってま~すwobbly他の病棟に救急カートを借りに行くって前代未聞なんですけど・・・とにかく借りてきなさーいdashdashdash
で、こちらはといえば心臓にカウンターショックをかけるとなsign03やれることはやりましょう。とにかく生きて~って願って必死に対応していましたが、退院の挨拶をしてたった4時間・・・おじいちゃまはあの世へ行ってしまいましたweepどうせ死んじゃうのなら、退院してお家に一歩でも入ってから急変すればよかったのにdownせっかくの退院が、お亡くなりになっての帰宅になるなんて、やるせない気持ちでいっぱいでしたgawk
そして、3号室のおじいちゃんもほぼ同時刻にそのまま逝ってしまいました。
なちも10年以上看護師をやっているけど、ノーマークにしていた患者様2人が同じ時間に急変して亡くなるなんて経験なし。
ほんと人生っていろいろあるthink

2009_0815rabennda0002
そんなおじいちゃま達にお花でお見送り。

|

« 病棟業務 | トップページ | お看取り続き・・・ »

コメント

なんだか、凄いことあったのね。
こんなこともあるんだ…。

で、結局、なちが関わったおじいちゃまの死因は分からずじまいなの?

とにかく、今はもう、お星さまになって、ご家族の方を見守っていらっしゃるのでしょうね…。

看護師やお医者様って、ほんとに精神的にも大変なお仕事だねthink

投稿: スピリット | 2009年10月12日 (月) 22時17分

看護師さんというのは、やはり大変なお仕事ですね…。

ゆきうさぎは今まで近い親族を何度か看取ってきましたが、ひとりひとり、体力的にも、精神的にもキツかった記憶があります。

看護師さんは一度にたくさんの方のお世話されて頑張っていらっしゃるんだもんなぁ。

とても真似出来ません。なちさんを心から尊敬します。

明日明後日はゆっくり休んで下さいね。

投稿: ゆきうさぎ | 2009年10月12日 (月) 22時36分

◆スピリットさん
なちが関わったおじいちゃまの死因ははっきりいたしませんでした。たぶん、ずっと体の中にいた癌の一部が壊れて血液中に流れ、心臓や脳のどっかで血管を詰まらせてしまったのだろうと・・・それ以外に説明がつきませぬと医者は家族に説明しておりました。
たまたまこの主治医は良い先生で、患者様のところにもよく顔を出していたから信頼度も高く、このような状況になっても『先生に診てもらっていてこの事態になったのは仕方がありません』と家族は言っておりました。やっぱり常日頃患者様を考えて行動していることって大事だと改めて思いましたですよ。
それにしても、なちとしては元気なうちにおうちへ返してあげたかった・・・という気持ちが消えませぬ。残念なり。

投稿: なち | 2009年10月13日 (火) 12時08分

◆ゆきうさぎさん
今日もいい天気sunゆきうさぎさんに負けず、おうちのお掃除に精をだしておりまするscissors

確かに看護師のお仕事は楽ではないけど、きっとどのお仕事もそれなりの大変さってあると思うので、ゆきうさぎさんだって大変だと思いますよ~confident
お給料をもらうって大変なことですよねぇcoldsweats01

投稿: なち | 2009年10月13日 (火) 12時11分

重なる時は重なるものですねsad

物事ってそんな時多いですよね!
どうか気落ちしないようにして下さいね!

大変なお仕事でしょうが、その分、喜ばしい事もきっと重なってくるでしょうconfident

投稿: ビバーナム | 2009年10月14日 (水) 14時31分

◆ビバーナムさん
本当になぜか『死』って重なるんですよね。一人逝くとトントントンと・・・。
こんな時は結構せつない気持ちになりますけど、ビバーナムさんの言うとおりその分嬉しいこともたくさんあるので・・・それが人を相手にしている仕事のよさでもありますよね~confident
ビバーナムさんも人を相手にしているお仕事なので、自分のペースを乱されることもあるでしょうけど、喜ばしいことも多いと思います。お互いに頑張りましょうね~scissors

投稿: なち | 2009年10月16日 (金) 20時50分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/28660/31757446

この記事へのトラックバック一覧です: こんなこともあるんだねぇ・・・:

« 病棟業務 | トップページ | お看取り続き・・・ »